北大動物医療センターへ
前回の続きです。
れおん、3月8日9時に予約だったので、5分前に無事到着🚘
私一人では不安だったので、娘にも付き添ってもらいました。
にしても、北大の敷地は広すぎる💦
受付を済ませ、待つこと15分。
ようやく診察室に呼ばれ中へ入ると、予約していた先生とは違う先生と助手がいました。
先生「れおんくんの鼻血は左からですね?」
私「いいえ、右です」
先生「ん?」
先生「右なのに、なぜ左の病理検査の結果が上がってるのですか?」
私「わかりませんが、病院側のミスですよね?」
先生「今日はCT検査前に、体調のチェックもしていきます」
などなど、説明含め20分程でした。
そしてれおんを預けて、「今ちょうど検査がすぐできますので、お昼過ぎには全て終わると思います。待合室で待たれても車で待たれても構いません」
それで、車で待つことにしました。
11時くらいに先生から電話があって『れおんくん心臓が若干弱ってますが、CT検査には差し支えないようなのでこのまま進めますね』
はいはい、お願いします。
原因がわかればいいのでね…
それから、待てど暮らせど終わらず。
医療センター隣の売店でお昼を買って車内で食べて。
15時に、ようやく診察室に呼ばれました。
ここで!
紹介状に書いてあったベテラン先生の登場!
いやぁー、
最後に説明だけのために登場とは!
「れおんくん、えっと、CT検査の結果ね、この右の鼻全体白くなってるでしょ。鼻腔腺癌と言って、腫瘍が大きくなったり広がる病気で悪性だからね。治療法は、放射線治療を3日続けて受けて、それを3ヶ月続けて様子を見て、変わらないようならまた何ヶ月か継続する治療しかないです。どうしますか?」
えーっ??
どうしますか?って。
そんな…
1回で様子見るとかじゃないの💦
「それだとここに書いてある料金が、うんと、3ヶ月だと約〇十万、それに薬とか加えると100万近いかな。どうしますか?余命は延ばせますよ」
リ、リスクはないのか😲
もしや、実験台では。
もうね、
頭の中真っ白で、
その時は「それしか治療できないと言うならやります」
と、言ったけど。
・・・・・。
悪性腫瘍だなんて。
私「これって、そんなすぐに腫瘍ができちゃうものなんですか?」
先生「数ヶ月前からあったのでしょう」
す、数ヶ月って、
病院受診して、病理検査までしてるのに。
やっぱり病理検査を間違って、右でなく左をやられたんだ!病院側のミスじゃん!
いや、もうそれよりも、れおんの鼻の中は悪しき腫瘍が広がりつつある。
治療の決断をし、診察室を出ると、最初の先生がれおんを抱っこしてきました。
その時のれおんは、ぐったりして毛もボサボサ。
私が抱っこすると、すっかり力が抜けていて…
今、思い出しても泣けてきます😢
どうしてこんなことに。
鼻血を出した時、すぐ受診してるのに。
歯周病だって言われて、麻酔をかけてきれいにして、もう大丈夫って言われたのに。
今度は、悪性腫瘍って、
余命宣告って、
あの手術は、
病理検査は、
一体なんだったの?!
13万円ほど支払い、れおんを車に乗せて帰りました。
途中で気分転換に、大好きなお散歩をと思い、出そうとしても、全然元気がなく切ない声で鳴いていました。出てきません。
仕方なく、家に帰りました。
帰ると、まだ麻酔がきれていなく、ヨタヨタしてゴロンと寝てしまいました。
お水も飲まず。
1時間ほどで、ようやく起きて水を飲んで、ごはんをあげたら食べてはくれましたが、すぐにまた寝てました。
娘と2人で話し合って、放射線治療を断念することにしました。
それは、12歳のれおんには耐えられないと思ったからです。
CT検査の麻酔は30分と言われてますが、あんなぐったりして。
放射線治療の度に麻酔して、何ヶ月もだなんて無理だと判断したからです。
翌日、北大動物医療センターに、お断りの電話を入れました。
れおんは、私が治す!
その日から、試行錯誤のはじまりです。
しかし、まだまだ前途多難は続きます。
それはまた次回に。